うっかり手が滑ってしまった……。
コロナが流行ってから、外に行く気も起きず、カメラからだいぶ離れていました。でも、バイク買ってから外に出たい意欲が高まってきて、気づいたらこんなことに。
まぁ、買っちゃったモノは仕方ないので、レビューしていこうと思う。
Contents
X-Pro3とは
…かっこいい☺️
ずっしりとした重みはありつつも、シンプルでどこか古いレトロな感じがたまらない。さすがFUJIFILMさん。
X-Pro3は、富士フィルムが出しているカメラで、頭にお山がある一眼レフや液晶モニターを見るミラーレスとは違い、弁当箱みたいな形に覗ける小窓がついているレンジファインダーカメラになります。
約2,610万画素でAPS-Cです。細かいスペックは公式参考にしてください。
このカメラ、超問題作。そこに惹かれました！
自分がこのカメラを知ったのは、3年前。コロナ騒ぎの前ですね。2019年11月に上がった1本の動画に感動したのを覚えています。
動画はギズモードの網藤さんがXシリーズ開発者の上野さんにインタビューしたものです。そのなかで出てくる言葉が自分にはすごい刺さりました。
便利になったな。「失敗」って言葉がなくなる。だけどその反面、「大成功」もなくなったんじゃないかな。
これはフィルムからデジタルカメラに変わったことで何を感じたかを質問したときに開発者の上野さんが答えた発言です。
動画見てもらうとわかるのですが、このカメラには背面モニターがないです。
小さい小窓はあります。
正確には、チルト式で、開くとモニターが出てきます。一見不便極まりない仕様なのですが、これは、開発者からのメッセージだそうです。
答えを見るのはつまらない
今のデジタルカメラは、撮った2秒後に答えがわかる。
なぞなぞに例えると、
問題を言われて考えるまもなく、答え言われちゃう感じです。考えている過程が楽しいのにそれを潰される、けどなんか薄く満たされてしまう。
撮影に置き直すと、
シャッタースピードはいくつにして、絞りいくつにして、露出補正するか、構図はどれがいいか、パターン撮りしたほうがいいかとか、あれこれやろうとしているところで答えを見ちゃうので、「まぁこれでいっか」となる。
開発者の上野さんがおっしゃってました。
人間の性（さが）なのでしょうけど、答えが目の前にあれば、経過が楽しいとわかっていても見たくなる。そうなると妥協して挑戦しなくなる。それが「失敗しなくなるけど大成功もしなくなる」って意味だったようです。
X-Pro3は、「答えは、見なくていいよ。チャンスを追いかけよう」と後押ししてくれるそんなカメラだと思いました。
失敗と大成功は紙一重
上記2枚は、今回試写してきた写真です。多分、これ普通のデジタルカメラだと撮れない写真です。
被写体がピンぼけしてるし、フレアが入っているし、いわゆるダメなことやっちゃった失敗写真。でも自分はこれが好きです。
もしX-Pro3が普通のデジタルカメラなら、覗いた時点で良くならないと思って、シャッターを切らなかったかもしれない。これはX-Pro3だから撮れた写真です。
X-Pro3はフィルムに近い体験
自分は写真教室に通っていたときにフィルムサークルに誘われたことがあります。それがきっかけでフィルムカメラに一時期ハマってました。
答えをみないという体験、これはフィルム時代の体験と全く同じ。見れないからこそ、試行錯誤して撮る、次を追いかける様になるのかもしれないですね。
また、ダイヤル操作もかなりフィルムに近いです。
シャッタースピードやISO感度、露出補正がアナログのダイヤルで変更できるのが、機械をいじっている感覚を味わえて渋くてかっこいいです。
レンジファインダーのOVFがたまらない！
X-Pro3のファインダーを実際に覗いたときの写真です。目で覗くともう少し近くに見えます。
等倍じゃなく少し小さく見えるけど、見たまんまの風景を白いフレーム内で切り取る。これは、レンジファインダーでしか味わえないです。
最高ですね。
フィルム体験をより味わえるフィルムシュミレーター
あれこれ書いたけど、一番の決め手はやっぱこれだよね。
写真の色味を変えるカラーフィルターがカメラメーカーの中でダントツいい！フィルムを再現したようなおしゃれなフィルターが多いです。
しかもこの小窓、フィルムっぽいジェケットでダイヤルで切り替えができる。フィルム交換してるような体験が味わえます。
さすがフィルム作ってきた会社だけある。
PROVIA/スタンダード
Velvia/ビビット
ASTIA/ソフト
クラシッククローム
PRO Neg. Hi
PRO Neg. Std
★クラシックネガ
ETERNA/シネマ
ACROS
モノクロ
セピア
全部で11種類のフィルターがあります。
個人的には色の深みやハイライトの暖色系の独特な色味があるクラシックネガは好きですね。
さっそくクラシックネガでとって見た
レンズは、VoightLander 単焦点広角レンズ COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PIIです。APS-Cなので、画角はフルサイズの52.5mmと同じぐらいです。マウントアダプターかまして、使ってるので電子情報の連携は出来てないです。
ファインダーもピント調整連携されないので、距離は目測です🤣
一発目、レンズカバー外すの忘れましたｗ
こういう失敗もいい思い出🤣
夕方の道の横振り向いたときに見えた奥のアパート。
陰の黒がぎりぎり潰れてなくていい感じ。
屋上にある室外機？に伸びるホース？
曲線と見え隠れするナニカの関係性が気になって撮りました。
ピントあってないです、、、
これは狙ったとおり。トタンがいい味出している。
これも狙ったとおり。ただ、クラシックネガだと暗いエリアが多いとかなり色あせて見える。
これは大失敗。緑の色味はさすが富士フィルム。
ありきたりで面白みのない構図で、撮った時以上になんかしょぼい感。後で見返すからこそ撮ってた写真です。
まとめ
というわけで今回は、FUJIFILMのX-Pro3のご紹介でした。まだ2回しか使ってないけど、めっちゃ楽しい。フィルムシュミレーターが楽しいのでしばらくはjpeg保存でRAWなしで遊ぶと思う。
あとは、40mmぐらいの画角ほしいからレンズ追加で買いたいな。またvoigtlanderにするか悩む。
